voyageMPDの設定

次は設定ファイルの編集だ。エディターはjed、nanoなどもあるが、私はviに慣れてしまったのでviで編集する。
まず、最初に起動しログインすると、必ず書き込み禁止になっている。書き込み可能にするのに
remountrw
このコマンドを入力、リターン。
私はこれが最初理解できなくて、何度か、書き込みできないと勘違いして再インストールしてしまった・・・・インストール後最初にこのコマンドは必要だ。
で、忘れないように最初にこのコマンドだけは編集しておく。ついでにviの使い方について

特に必要なコマンドは以下になる
:wq　：保存して終了
:q!　：保存せずに終了（表示がおかしかったりわからない場合は必ずこれで終了！）
i　：このコマンドの後に入力が可能になる。
x　：１文字削除
dd　：行削除
#　：コメントアウト（この＃の後ろはコメントになる）
環境によっては矢印キーで移動すると変な文字が入る場合がある。その時は移動する前にescを押した方がよいと思う。最初は戸惑うが慣れれば違和感も少なくなると思う。


まず、最初にremountrwを毎回入力しなくてすむようにbashrcの編集だ。

vi ./.bashrc

これで、ファイルが開いてくる。
カーソルを一番下に持っていって”i”を押してから
remountrw
これは入力しても、クリップボードから右クリックでペーストしてもよい。
入力したら、esc。
保存して終了なので、:wqと入力。
初めてなので思ったように入力できなかったときは慌てず、:q!を入力して最初からやり直せばよい。
これで再起動後はremoutrwの入力は必要なくなる。


次はドライバーというか、ハードの確認。私の場合FMVはメーカー製なのでBIOSでマザーボードのサウンドカードをオフに出来なかったので、設定が必要だった。

cat /proc/asound/cards

これはサウンドカードの確認だ。
root@voyage:~# cat /proc/asound/cards
 0 [DAC            ]: USB-Audio - USB Audio DAC
                      Burr-Brown from TI USB Audio DAC at usb-0000:00:12.0-5, full speed
これはapuでの画面だが要は0番を使っている。いくつかカードがある場合は次に1番、2番が表示される。再起動の度に番号が変わってしまう場合もあり、色々試したけど私の場合、番号の固定は出来なかった。
しょうがないのでmpd.configを編集することにした。

vi /etc/mpd.conf

真ん中より少し下あたりにALSA outputがあるのでそのこデバイスを変更する。
# An example of an ALSA output:
#
audio_output {
        type            "alsa"
        name            "My ALSA Device"
        device          "hw:0,0"

この"hw:0,0"を使用するハードの番号"hw:0,1"などに変更してやる。
ここは他にも設定があるが、とりあえずはこれで音が出るようになると思う。
/etc/init.d/mpd restart
mpdをリスタートすればハードの番号違いで音が出ていないなら音が出るようになる。

音楽データだが、NASがよいと思う。この環境でならusbや内臓hddより音がよかった。
微妙な違いなら内臓hddで全然よいのだが、この違いは・・・ずいぶん差がある。
私はヤフオクで5千円ほどで買ってきた。最初はそれで十分かと思う。
NASの設定は慣れると簡単だが、多少厄介なので、とりあえず、音出しはusbがよいと思う。
usbからmpdが自動でマウントしてくれるからだ。

次はIPアドレスの設定。固定しておいた方がsshで通信するのに何かと便利だと思う。

vi /etc/network/interfaces

ここを書き換えてやるとDHCPで割り振りされずに設定したアドレスに出来る。
最初にDHCPをオフに
#  iface eth0 inet dhcp
  iface eth0 inet static
上の行をコメントアウトして下の行を追加する。
ルーターが192.168.0.1の場合ここでは58をアドレスにしている。
  address      192.168.0.58
  netmask      255.255.255.0
  network      192.168.0.0
  broadcast    192.168.0.255
  gateway      192.168.0.1
  dns-nameservers 192.168.0.1


ここからNASの設定
まずは、NASのリンクするフォルダを作成
mkdir /nas

上のNASのフォルダをリンクする
ln -s /nas /var/lib/mpd/music

fstabを編集
vi /etc/fstab
以下を追記する
//192.168.0.57/nas_music /nas cifs username=admin,password=xxxx,uid=root,file_mode=0644,dir_mode=0755,iocharset=utf8 0 0