2014年9月6日土曜日

ネットワークパーツの使い方

スピーカー(SP)のネットワークについての話になる。
一般に言われる5対3対2の5の部分に係わるだけに音の根本になってくる。
スピーカーの自作派には必須だが、既製品でも高級なパーツを使用していないことが多い。
変更することで色々なチューニングや音色の変更などチューニングが可能になる。

ネットワークの設定はこのhpを利用させてもらっている。
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/netwark_canvas.htm
コンデンサやコイルの計算だけでなく、違うページに行けばボックスの容量計算やシュミレーションも出来る。


ネットワークには最低限コイルとコンデンサが必要になる。
配線方法は以下のとおりになる。上記hpの画像になるが


 ツイーター(TW)にはコンデンサがミッド(Mid)にはコイルが必要になる。
 普通スピーカーケーブルは最低限の長さで接続すると思う。2mで十分なところに10mは使わないはずだ。MIDは必ずコイルが必要になるが、このコイルの長さがバカにならない。
私も以前は箔巻きコイルを使っていた。このようなやつだ。

このあたり、知人に教わったことだが、コイルはこれを使っている
MUNDORF(ムンドルフ)のOFC空芯コイル2.0mmだ。
1.4mmの細いものもあるが、やはり、太い方がおすすめになる。多分ロスが少なくなるのだろう。
スピーカーから出てくる音も一変する。
コンデンサの最高峰はMUNDORFで間違いないと思う。そこのコイルだし間違いは無いと思う。
購入先はコイズミ無線になる。 0.33mHで3千円弱なので無茶な高額商品ではない。
コイルに関しては効率のよさそうなものを選ぶのがコツになると思う。

次はコンデンサだ。
私もオーディオに無制限で投資出来るなら、MUNDORFだ・・・・
SUP/SILVER&GOLDの1μFで1万ほどする。
コイルは効率だったが、コンデンサは実は並列で接続する方法がある。
抵抗と逆に並列にすると容量が増える。
 2μF必要なら1μFを2個並列に使うことが出来る。
わかると思うが、この方法で高級なコンデンサを使うと・・・十万円くらいはあっという間だ。

ちなみに私はロシアの軍用オイルコンデンサを使っている。
このようなやつだ。上側のはかなりデカイ。

 もちろん、タバコはネットワークには使えない(笑)サイズの確認用。
昔はヤフオクで売っていたが、今はネットワークに使えるサイズの扱いは無いみたいだ。
上の写真で下側が1.5μF、上が10μFになる。
BENNIC、シズキ、SOLENあたりが一般的?だが、それと比較してしっとりとした、瑞々しい音になる。
ちなみにミッドのインピーダンス補正にはMUNDORFの一番安いコンデンサを使っている。

インピーダンス補正についてだが、ミッドの周波数特性を読むと高域で暴れることがわかる。
要はその部分を押さえるために使う。8オームのミッドなら8オームの抵抗+コンデンサになる。
これを使うとネットワークが増える分、音がマイルドな方向になりやすいが、ボーカルのサ行など少しきつい部分を抑えることが出来る。
ホームでは情報量が多いので使った方が良い結果になりやすいと思う。


ネットワークは、ある意味LINUXと同じで鬼門になると思う。
私はロシアンコンデンサという逃げ道を見つけることが出来たが。

まとめると、
・コイルは効率のよいMUNDORFの2mmがおすすめ。
・コンデンサはコスト次第だが、並列接続する。
  最初から並列を視野に入れて構築するとバージョンアップがしやすい。
・ホームならインピーダンス補正はおすすめ