2014年12月19日金曜日

IV変換をトランスに

しばらく、更新していなくてすみません。引越しやら転職など色々ありまして。


OPA627BPを14個使っていた、IV変換基盤をトランス式に変更しました。
実は引越しした際にアースを外して忘れていて、IVに触れて1枚壊してしまいまして。

色々調べて買ったのはこれです。
スエーデン製です。今の職場の主力商品が同国なので、少し親近感を感じます。
最初はMi-Takeさんのところで、テストしていたタムラ製のTK20を購入予定でしたが、どうやらルンダールのトランスが良いらしい・・・・ということで。
品番のXLは少し容量アップしているらしいです。通常のLL1538より1900円アップになりますが、同じ買うならとこちらにしました。2個で27000円(送料、税込み)でしたが、2週間ほど届くのにかかりました。

 配線ですが、トランスの方はデータシートがあるので、問題ないけど、DACからの配線がよくわからない。PCM1792WDACなので、片チャンネル都合4本出力があるので・・・
Mi-Takeさんのデータですが、探すのに苦労したので、アップしておきます。


 2次側(出力)のアースを外せばバランス出力になるはず。とりあえずはアンバランスで出力。
下図はトランスの配線図。

2次側の抵抗はとりあえず、4.7kΩ。1次側は470Ωで用意したけど、現状、未装着。
これで、オペアンプのIVと比較して半分くらいの音量。
自分にはこれくらいで調度よい感じだけど、参考までに。

 ちなみに、アムトランスさんに注文してすぐに振込みしたところ、1週間ほど何の音沙汰も無くメールを入れると慌てて電話が入りました(笑)ものがないので、うっかりしていたのだと思います。
結構感じの良い対応だったので。

肝心の出音の感想。
音が出た瞬間から、音色で今までを圧倒!が、高域が伸びない・・・・
これはエージングが必要で、数日後には上まできっちり伸びるように。

高域は若干オペアンプの方が伸びる気がするけど、それ以外はこのトランスが圧倒。
低域の量感が増えて、音色も心地よい!
なにより、定位がしっかりして、音に立体感と奥行きが。これは、アンプをグレードアップした感じ。
正直、トランスごとき?に2.7万?と思ったけど、この違いから考えると安い!

この音色は病みつきになりそう。

当然ながら、DACの出力から非接触になるので、ノイズ感が激減。
DACもシンプルになって。DACの中は本体のPCM1792Wの基盤とボリューム基盤。あとはDDCと電源のみ。電源も5Vのみ。
気が付いたらDACの箱の中はスカスカになってしまった(笑)

もし、今からDACを揃える人がいるなら、IV変換に高額なオペアンプを使う前にこれを使うことをお勧めします。