2014年12月19日金曜日

IV変換をトランスに

しばらく、更新していなくてすみません。引越しやら転職など色々ありまして。


OPA627BPを14個使っていた、IV変換基盤をトランス式に変更しました。
実は引越しした際にアースを外して忘れていて、IVに触れて1枚壊してしまいまして。

色々調べて買ったのはこれです。
スエーデン製です。今の職場の主力商品が同国なので、少し親近感を感じます。
最初はMi-Takeさんのところで、テストしていたタムラ製のTK20を購入予定でしたが、どうやらルンダールのトランスが良いらしい・・・・ということで。
品番のXLは少し容量アップしているらしいです。通常のLL1538より1900円アップになりますが、同じ買うならとこちらにしました。2個で27000円(送料、税込み)でしたが、2週間ほど届くのにかかりました。

 配線ですが、トランスの方はデータシートがあるので、問題ないけど、DACからの配線がよくわからない。PCM1792WDACなので、片チャンネル都合4本出力があるので・・・
Mi-Takeさんのデータですが、探すのに苦労したので、アップしておきます。


 2次側(出力)のアースを外せばバランス出力になるはず。とりあえずはアンバランスで出力。
下図はトランスの配線図。

2次側の抵抗はとりあえず、4.7kΩ。1次側は470Ωで用意したけど、現状、未装着。
これで、オペアンプのIVと比較して半分くらいの音量。
自分にはこれくらいで調度よい感じだけど、参考までに。

 ちなみに、アムトランスさんに注文してすぐに振込みしたところ、1週間ほど何の音沙汰も無くメールを入れると慌てて電話が入りました(笑)ものがないので、うっかりしていたのだと思います。
結構感じの良い対応だったので。

肝心の出音の感想。
音が出た瞬間から、音色で今までを圧倒!が、高域が伸びない・・・・
これはエージングが必要で、数日後には上まできっちり伸びるように。

高域は若干オペアンプの方が伸びる気がするけど、それ以外はこのトランスが圧倒。
低域の量感が増えて、音色も心地よい!
なにより、定位がしっかりして、音に立体感と奥行きが。これは、アンプをグレードアップした感じ。
正直、トランスごとき?に2.7万?と思ったけど、この違いから考えると安い!

この音色は病みつきになりそう。

当然ながら、DACの出力から非接触になるので、ノイズ感が激減。
DACもシンプルになって。DACの中は本体のPCM1792Wの基盤とボリューム基盤。あとはDDCと電源のみ。電源も5Vのみ。
気が付いたらDACの箱の中はスカスカになってしまった(笑)

もし、今からDACを揃える人がいるなら、IV変換に高額なオペアンプを使う前にこれを使うことをお勧めします。




2014年10月30日木曜日

LightMPD新バージョン

発表になって半月ほど経っていますが。
apu.1c用のlightMPD-v0.07が公開されています。

64bitと32bitの2つともリリースされています。
変更点などはリンク先を参照していただくとして、主にアップサンプリングに力が入っているようです。
設定など変更点があるので、設定ファイルは今回の分を書き換えた方がよさそうです。


視聴した感じ64bitは今まで以上に高音質っぽい感じですね。
特に32bitは今までのような耳に障る圧迫感がなくなりました。

今回から、メインがLightMPDの32bitに変更になりました。
なかなかの高音質だと思います。

ただ、問題点もあります。

 webラジオが使えない。
 ビットレートの表示がおかしい。

この2点です。webラジオはapuがフリーズします。ご注意ください。
ビットレートはアップサンプリングなどしていなくても、大きな値で表示されるとのことです。
多分、アップサンプリングは指定しない限りされないと思いますが・・・




それから、プレイリストのフォルダの設定が変更されたようです。
最後にSの有無が変更になっているようなので、プレイリストを使っている人は注意が必要です。
playlist と playlists の違いです。

ちなみにvoyageMPDのプレイリストとは互換が無いようです。
タグキャッシュもだめでした。
そのままでは読み込みしませんでした。

2014年9月6日土曜日

ネットワークパーツの使い方

スピーカー(SP)のネットワークについての話になる。
一般に言われる5対3対2の5の部分に係わるだけに音の根本になってくる。
スピーカーの自作派には必須だが、既製品でも高級なパーツを使用していないことが多い。
変更することで色々なチューニングや音色の変更などチューニングが可能になる。

ネットワークの設定はこのhpを利用させてもらっている。
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/netwark_canvas.htm
コンデンサやコイルの計算だけでなく、違うページに行けばボックスの容量計算やシュミレーションも出来る。


ネットワークには最低限コイルとコンデンサが必要になる。
配線方法は以下のとおりになる。上記hpの画像になるが


 ツイーター(TW)にはコンデンサがミッド(Mid)にはコイルが必要になる。
 普通スピーカーケーブルは最低限の長さで接続すると思う。2mで十分なところに10mは使わないはずだ。MIDは必ずコイルが必要になるが、このコイルの長さがバカにならない。
私も以前は箔巻きコイルを使っていた。このようなやつだ。

このあたり、知人に教わったことだが、コイルはこれを使っている
MUNDORF(ムンドルフ)のOFC空芯コイル2.0mmだ。
1.4mmの細いものもあるが、やはり、太い方がおすすめになる。多分ロスが少なくなるのだろう。
スピーカーから出てくる音も一変する。
コンデンサの最高峰はMUNDORFで間違いないと思う。そこのコイルだし間違いは無いと思う。
購入先はコイズミ無線になる。 0.33mHで3千円弱なので無茶な高額商品ではない。
コイルに関しては効率のよさそうなものを選ぶのがコツになると思う。

次はコンデンサだ。
私もオーディオに無制限で投資出来るなら、MUNDORFだ・・・・
SUP/SILVER&GOLDの1μFで1万ほどする。
コイルは効率だったが、コンデンサは実は並列で接続する方法がある。
抵抗と逆に並列にすると容量が増える。
 2μF必要なら1μFを2個並列に使うことが出来る。
わかると思うが、この方法で高級なコンデンサを使うと・・・十万円くらいはあっという間だ。

ちなみに私はロシアの軍用オイルコンデンサを使っている。
このようなやつだ。上側のはかなりデカイ。

 もちろん、タバコはネットワークには使えない(笑)サイズの確認用。
昔はヤフオクで売っていたが、今はネットワークに使えるサイズの扱いは無いみたいだ。
上の写真で下側が1.5μF、上が10μFになる。
BENNIC、シズキ、SOLENあたりが一般的?だが、それと比較してしっとりとした、瑞々しい音になる。
ちなみにミッドのインピーダンス補正にはMUNDORFの一番安いコンデンサを使っている。

インピーダンス補正についてだが、ミッドの周波数特性を読むと高域で暴れることがわかる。
要はその部分を押さえるために使う。8オームのミッドなら8オームの抵抗+コンデンサになる。
これを使うとネットワークが増える分、音がマイルドな方向になりやすいが、ボーカルのサ行など少しきつい部分を抑えることが出来る。
ホームでは情報量が多いので使った方が良い結果になりやすいと思う。


ネットワークは、ある意味LINUXと同じで鬼門になると思う。
私はロシアンコンデンサという逃げ道を見つけることが出来たが。

まとめると、
・コイルは効率のよいMUNDORFの2mmがおすすめ。
・コンデンサはコスト次第だが、並列接続する。
  最初から並列を視野に入れて構築するとバージョンアップがしやすい。
・ホームならインピーダンス補正はおすすめ

2014年8月31日日曜日

音質と聴感 デジタルの良さ

以前にデジタルは音が欠損するので駄目だと書いたことがある。
それが嫌いなので経験上私はデジタルを使う気は無い。
それはデジタルを使った上でその良さも知った上で、そう思う。
でも、デジタルにも良さがあるのは事実だ。

車でのことになるが、知人にカーオーディオを本職にしている人間がいるが、彼はデジタルをずっと使い続けている。もちろん、私のアナログの音質も知った上でのことだ。

私もデジタルの良さはよくわかる。いや、正直に言うと音の完成度はアナログでは太刀打ちできない。どう、あがいても無理だと思った。
カーオーディオの雑誌の付録にステージの四隅をしゃべりながら歩く音源があるのだが、これはアナログで再現するのは無理だった。
当然これがしっかり再現出来るシステムなら再生されるステージングもすばらしいものになる。
ボーカルと楽器の位置がそれぞれはっきりわかるし、距離感やステージの広さなども。
アナログで可能かもしれないが、その労力とコストは途方も無いと感じたのは事実だ。
補正された音も車の環境に合っていて、恐ろしいほどの安定感のある音が再生される。

ここで、デジタルの処理について話をしたい。
デジタル処理は大きく3つのパートに分かれる。
・デジタルクロスオーバー
・タイムアライメント
・グラフィックイコライザー or パラメトリックイコライザー
おまけとしてDTSフォーマットなどサラウンドに対応可能になる。
これは車用でパイオニアのXやアルパインのF#1などが使っているプロセッサーで出来る処理になる。他メーカーもあるが基本は一緒だと思う。

クロスオーバーは、アナログでコイルやコンデンサを使って配線するところが、周波数とスロープを設定するだけで自在に作ることが出来る。たとえば2wayでもミッドをフルレンジやスロープを-6dBから-18dBなど自在に操ることが出来る。特に周波数が下がるほどコイルやコンデンサが高額になる。
サブウーファーなどデジタル処理は必須だと思える。
面白いことに同じ周波数、スロープで設定して、出てくる音とアナログで作った音は同じようにならない。経験上アナログほどの変化はデジタルでは出ない感じだった。ただ、スピーカーの特性が簡単にわかるので、最適なネットワークが手軽に早く作ることが出来る。

タイムアライメントはそれぞれのスピーカーの距離差を補正することが出来る。
右ハンドルなら左のミッド(MID)が一番遠いのでこれが基本になる。
次に左のツイーター(TW)の距離がTWの距離より1m遠いとすれば、1mの場合の音のずれを補正してやる。手元に表が無いのでおおまかに言うと、音速が1秒に300mとすると、1/300秒だけ 遅らせてやる。同じように右側も左のMIDとの距離差分だけ遅らせてやる。こうすることで、おおまかには運転席にいながらボーカルがミラー下に来る。
もしろん、しっかりした、取り付けをしていないと音は上に上がってこないが。

ここまで、くると左だけ、右だけ、TWだけ、MIDだけで音を出して調整していく。
TWとMIDでボーカルの高さや位置がずれると再生したときに低域だけボーカルが下に移動したりする。また、基準の左MIDもゼロではなく遅延させておくと、また、調整範囲が増える。

イコライザーだが、ホワイトノイズなどで自動調整も可能だが、基本は手作業になる。
(F#1では自動補正後の補正値は表示できなかった。)
 手軽なのはそれぞれの周波数ごとの音源を再生することだ。
これは周波数ごとに定位する場所、音量が変わってくる。これを補正してやるのだ。
これの効果は大きい!

このように補正していた頃、私はあることに気が付いた。あれ!音が悪い?
よくよく、マニュアルを読むとグラフィックイコライザーは48kHzまでダウンサンプリングされてしまうと。音質が落ちるのでパラメトリックイコライザー(PEQ)を使ってくださいと。
多分、全域をデジタルで処理するので処理能力とデジタル欠損が多いのだと思う。
PEQとは指定した周波数のみを上下させることが出来る。また、周辺の周波数との連動するカーブも選択できる。
はっきり言うと、EQで使えるのはPEQだけになる。

クロスオーバーとタイムアライメントはマルチアンプが必須になってくる。車でもそうだが、ホームでもマルチアンプにするなら・・・・倍額のアンプ1台に集中投資したいのが本音だ!

EQだけなら現状のシステムに追加は簡単に可能になると思う。
だが、ここで考えると。もし、使うなら、PEQだろうと思う。外部のEQでPEQがあればそれでよいが。
もし、使うなら、もし、私ならだけど、PC上でやってしまえばよいと思う。
LINUXでPEQを使って再生してやるのが一番なのではないか?と考えてしまう。

ま、私はデジタル嫌いなので、本気で探してないので理論だけになってしまうが。

今、apuからCM6631AのDDC経由でI2S入力されたDACとLANの設定などで再生する音はすばらしい。が、ここまで来ると、linuxで再生してもwinで再生してもそこそこの音が出てしまう。
本当にひとごとだけど。EQ使うならソフトでやれば?と思ってしまう。

ちなみに、車でハイレゾを再生するとCDの音質が悪すぎて聞くに堪えなくなる。
音の悪いCDなんて瞬間イジェクトされてしまう。

ここから、核心というか、いつか実現したいと思っていることだが。
ホームでは、webラジオと44.1kHzのCDの音の違いが認識できない。
KISS FMを時々聞くが320kbpsは音がよいと思う。音の悪いところも多いが。
いや、ハイレゾも全然恩恵がない。多少は違いがあるがほとんど変わらない・・・・

私もえらそうに、I2Sは音がよいとか、LANで音が変わるとか書いているが。
mp3程度の音との区別が付かない!
実は言うと、これが一番の悩みだ。

失礼を承知で言うと、ホームでEQを使っている人はCD音源がmp3で圧縮されても全く気付いていないのだと思う。
でも、ある意味幸せだと思う。EQのデメリットが無く補正が可能!
そう考えるとEQの使用はありかもしれない。私は使いたくないが・・・・

音質的には車では今のホームの音に到底たどり着けないと思う。だけど、何かが違う。
音の悪い音源も高音質で再生されてしまう。違いがほとんど出ない!
ホームはこんなものだ!と言ってしまえばそれまでだが。そうじゃないことを信じたい。
出来ることなら、将来ハイレゾが圧倒的な音質でぐうの音も出ないほどの音で鳴らしたいと思う。

自作LANケーブルの音質

ーブルの比較は、バッファローのcat7ケーブルとになる。

今回のケーブルは下記になる。購入先はART MUSICさんになる。
VIABLUE EP-7S SILVER CAT7 CABLE


ケーブルだけ比較すると、太さが3倍ほど違う。芯線だけ見ると髪の毛ほどのケーブルとの比較だ。
ここまで違うと、100均のRCAケーブルとオーディオグレードのRCAを比較するみたいでかわいそうな気がするが・・・・

まずはNASとAPU直結のケーブルを自作に交換。以前作ったPT+Xターミナルはそのまま使用する。
いや、うそみたいに変わる!
ぶっちゃけ、音色は変わらない、高域の情報量がまるで違う。
ケーブルがデータをロストしていたのかと疑いたくなるほど違う。

次に今回作り直したPT+Xターミナルの交換だ。
これで、NASからのデータが自作ケーブルを全て通過するようになる。
これも大当たり!
さらに音が透き通ってくる。

追加
上記PTを接続した状態で今まで使用していたPTをNAS側に接続してみた。
さすがにこれは無理かと思っていたら好結果だった。
cat5の普通のケーブルでもPTの効果が大きいことがわかった。
結局PTはAPU側とNAS側に2個作成して取り付けした。
実は3個目を作ったら動作しなかった。原因不明。LAN側のプラグがまずいと思うが、どうも安定して作成できない。

9/4追加
LANの圧着ペンチの工具にLANテスターが付属していたが、このテスターではパルストランスを通過出来ないらしい。信号線1本ずつLEDが点灯するので、多分2本同時に流れないとパルストランスが働かないと思われる。

APUは2本LANが入っているが、例のLANケーブルを使ったPTをルーター経由の方も変更してみた。
強力なシールドの効果と思われるが、良くなったような気がする。
作るのが結構手間なので、ボチボチ作っているが今度はその部分のケーブルも自作分にしようと思う。

結論。
LANで音が変わるのは当然にしても、NASとapu間のケーブルはオーディオグレードでないと駄目だ。
ここまで変化するのであれば必須だと思う。
自作で作るならコストもケーブルが1200円/mだ。ケーブルを見る限り評判のよいサエクさんよりシールは強化されているように感じる。
ただ、端子が対応できるものが無い。自作出来ないことは無いが時期尚早かもしれない。

LANケーブルの自作3 PT(パルストランス、ターミネーターの作成)

ようようの思いでケーブルは作ることが出来た。
次はPTとターミナルの作成だ。
PTの方は1,2,3,6を使うので半田して後からケーブルの向きが合うように折り曲げてやる。
1,3をPT側、2,6を外側。2,6の下には絶縁用にテープを貼り付けておく。
ケーブルも2,6は短くしておく。
半田したのが上記画像になる。

上記が余った4本、1000base用の使用しないケーブルだ。
ただ、apuは1000baseなので信号だけは出てしまう。
ここはXターミナル方式でやっつける。

最後の写真の前に収縮チューブで絶縁してから最後にアルミテープでシールドしている。

LANケーブルの自作2

ようやく自作でケーブルを作ることが出来た。
使ったケーブルは先日紹介したVIABLUE EP-7S SILVER CAT7 CABLE
ちなみにバッファローのcat7のケーブルとの比較
ケーブルの太さが9mmもある。1本、1本の芯線の太さも全然違う・・・
シールドもまるで次元が違う。
まずは、ケーブルを取り出してみる。
次にシールドの先を折り曲げて後でシールドで切るようにしておく

 皮膜を剥いてやるが、この時は長めにした方がよかった。

皮膜を剥いたらシールドを戻す。
次にをガイドに通してやる。ガイドを通したら余った分をカットだ。
長めに飛び出すようにしてやった方が場所の確認がしやすい。


 ここまで出来ればプラグに差し込んで圧着するだけだ。
ただ、ケーブルの太さが合わないからか、失敗することが多い。
本来は皮膜ごとガイドに入らないといけないが、ケーブルが太すぎてガイドには入らない。
ガイドがもっと細いタイプの方がよいのかもしれない。
失敗したケーブルを引き抜いても全部のケーブルに端子が当たって出来た傷がある、もちろん、ケーブルの順番は間違えていない。 だめになる原因は特定できていない。
11月発売予定のこのケーブルに使用できるプラグの発売が待ち遠しい。


2014年8月30日土曜日

DACとのI2S接続まとめ

I2S接続ですがみみず工房さんのBBSで少し話題があり、まとめることにする。

DDCから出力されるI2S信号には3種類ある。
・I2Sモード、STDと呼ばれる通常?モード
・左詰
・右詰

私が使っているCM6631AはSTDでの出力だった。
Mi-TakeさんのところでのHIFACE EVOとの接続を見る限りこれもSTDらしい。
Phase TechのUDIF7はディップスイッチで3種類選択可能。
UDA2もSTDと思われる。
選択が無い場合は通常DDCからI2Sの場合STDと思われる。

次にDACについて
私が使っているMi-TakeさんのPCM1792Wの場合はSTDモードになっている。
同じくMi-TakeさんのPCM1794シリーズの場合は右詰になっているが、STDには変更可能。
この場合は基盤の半田のジャンパーを変更してやる。

BBSで話になったDACは金田DAC。チップはPCM1794。
このDACもMi-Takeさんと同じく右詰になっている。
こちらは設定変更は出来るようになっていない。Mi-Takeさんの配線図をたよりにみてみるとチップの11-12-14の接続で変更されているようだった。
11-12が通常アースされて、右詰。11-12をアースせずに14への接続でSTDで受けるみたいだった。

CM6631Aはwinでもlinuxでも自動で認識してくれる。
ただ、同じCM6631Aでも32bitに対応している基盤もあるらしく、ドライバーも用意されている。
ドライバーの設定でI2Sのモード変更出来ないか確認したら出来ないみたいだった。
web上の設定画面を見ただけだが。

まとめ
DDCを比較すると
CM6631A > PCM1704 > PCのマザーボードの出力
となるが、マザーボードは少し劣るがさほど大きな違いは無いと感じる。(同軸での比較)

 CM6631Aの同軸とI2Sの比較は大差だった。もちろん、I2Sが上になる。

私のDACは赤外線リモコン基盤があるので、制御基盤とDAI基盤の2枚を外すことが出来た。
これを外しての効果はかなり大きい。

I2S接続のケーブルに5N純銀シールド線を使用しての効果も大きい。

2014年8月29日金曜日

LANケーブルが抜けない

バッファローの折れないLANコネクタ。ネットで検索すると抜けないというトラブルが多いらしい。
人事だと思っていたら・・・・
これは、本当に抜けない。

一応、解決方法を
端子の返しのところに精密ドライバーで上から押さえてやると簡単に抜ける。
多分、ほとんどの場合これで大丈夫なはずだ。
知らないとハブなど大事な機械を壊すかもしれないので、あせらずにドライバーを用意して欲しい。

2014年8月26日火曜日

衝撃的だったケーブル

LANのケーブルを自作するなんて初めてなので、色々と勉強しようかとネットを検索。
思ったような情報が見つからない・・・・ふと、プロ○ーブルなる某有名店の話が出ていた。
懐かしいなぁと過去のことを思い出してしまった。

あのHPに出会ったのは数年前だったと思う。いや、なかなか過激な内容で中には共感できるような記事もある。
そんなに凄いのならぜひ、一度試してみようとケーブルを買ってみることにした。
私が持っているケーブルは今も使っているオーディオテクニカのレグザットとモンスターケーブルの確か2002とかいうケーブルだったと思う。両方50cmで1万円ほどのケーブルだ。

買ってみたのは一番安いベルデンだったと思う。赤いケーブルだ。(1400円/本)
ちなみに売り文句はこんな感じ
完璧なケーブルです。あらゆるクセが全く無い音、いかなる角度から検証しても完璧な音というのは、オールテフロン絶縁の、このケーブルで、ベルデン社は実 現させています。今や伝説的な8412と同等のケーブルではありますが、クセのなさでは、こちらが上です。プリ-パワー間を接続するのに、特にベストケー ブルと言えます。米国の音源を鳴らされるには、8412のほうが、若干、こちらより向いています。88760は唯一のパーフェクトなケーブルです。機材側 のXLR端子が銀メッキの端子であった場合には、チャンデバ利用などで数本入れるときなどは、こちらをお使いください。

長さはレグザットが30cmでベルデンとモンスターが50cm。
車での視聴だったが、ケーブルを交換して、運転席へ。
 いや!声も出ない・・・・・
 高域の情報量が全てきれいに無くなっている。
これは本当に衝撃的だった。ケーブルごときでここまで音が悪くなるなんて!
ここまで来ると180度回って怒りを通り越して感心してしまった。これにあんな売り文句で売るなんて。
本当の天才だと思った・・・・
安いし文句も来ないだろう

さらに追い討ちをかける出来事が。
このとき一緒に注文していたものがある。
ソルボセインという衝撃吸収剤だ。要はゴムの板だ。
ランニングシューズなどのかかとに入っていたりするやつだ。このゴムの上に卵を落としても割れないとかってやつだ。
これがまた、凄い!
 この届いたゴム板の上にモノを落としてみた。
 いや~跳ねる跳ねる!
さすがにこれは文句のひとつでもと考えたが、もう関わりたくなかったのでやめた。

ちなみに、ケーブルの音質については、オペアンプの交換や取り付けなどカーオーディオを本業にしている友人と一緒だった。彼も同じ評価だ。

ここは、こんな酷い商売しているから買うな!ということじゃない。
いや、逆に是非1度は試して欲しい。
だいたい、自分でお金を出して買ってもいないものをネットでの評価だけで、あれはだめだ!なんて言ってはいけないと思う。ぜひ、試して欲しい。
出来るなら同じ感想を共感したいものだ。

この経験からHPで色々勉強になることは多いが使っているケーブルが何かは気になってしまう。
久しぶりにその某有名店のHPを覗いてみるとNASとかネットオーディオが最悪とか書いてあって安心した・・・・(笑)
もしかすると、このせいでvoyageMPDやlightMPDの普及が妨げられているかもしれない。

結論
何が本質かはわからないが・・・
本質を見極める目が必要ってことじゃないかと。

2014年8月25日月曜日

ターミナーター配線図公開

ターミネーター等の配線図、覚書として公開

パルストランス(PT)の配線は以下になっている。

4578の1000baseで使用する線はケーブルを挿しても出力されてこないことがわかる。
PT + ターミネーターは私が勝手に考えた方法になる。 かないまる先生のやり方の応用だ。

私の場合NASは強制的に100baseにしているし、外線は100Mなので、必要ないが将来1000Mになったときに備えて1000baseでのPTも考えてみた。

 使うとしても音質的にAPU関連に使うことはないだろうが、WINは場合によって1000baseは必要になる可能性がある。ま、ここにPTを入れて音質に効果があるかは不明だが・・・
当然PTは2個必要になる。
私はメスの端子は持っていないので両端がオスになってしまう。少なくとも通常のオスをPTに入れると4578が殺されるので変換して4578がPTに入らないよう加工の必要がある。

以下は現状の接続図

2014年8月24日日曜日

秋月LANパルストランス配線 と視聴

秋月からパルストランスが届いた。
工具がまだ、届かないので手持ちのケーブルでテストしてみたが、どうしてもうまくいかない。
配線図はこれだ。
実際に本体を見るとこのような感じだ。


配線図を見ると、最初は右側が1番かと思っていた。
よく、LANケーブルを見ると左右が違うことがわかった。上記の写真の赤で丸をしているところが1番になる。あとはわかると思う。これで、無事動作した。
あの配線図は上から透過したイメージだったようだ。
ま、配線を間違えてもLANが壊れなくて助かった・・・・
万一壊れても被害が最小限になるようpcとスイッチングハブ間でテストした。
お互い万一壊れても2千円程度の被害で済む(笑)
工具が届きさえすればテスターもあるので、やはり、テスターは便利そうな気がする。

 使用しない残り4本の配線はXターミネーターで終端処理した。
我ながら、これはなかなかのアイデアだった。パルストランスでノイズ除去 + 使用しない1000baseの配線LANアイソレーターにした。

視聴
 voyageMPDでNASはLAN直結でなくルーターに接続して行った。
apuのLAN入力は1本のみでの視聴になる。
パルストランスを使用しない前提だとLAN直結にしてapuが2本LANを使う設定が私にとって最強のLAN設定だ。ただ、試作1個目、より効果がわかる方法で確認した。

取り付けての音はよりクリアになる。高域のクリア感と伸びがまるで違う。
lightMPDもクリア感が強いが、うまく言えないがこちらは自然に元々ある音が隠れていたところから出てきたような雰囲気だ。違和感が無い。
激変するのか?と言われると、それなりに変わる。無茶苦茶な変わりようじゃない。
でも、これ無しで聴く気にはならない。想像通りくらいの変わりようだった。予定調和って感じだ。
ま、良かれと思ってやってみても失敗になることは多々ある。今回は失敗でなくてよかった。
---------------------------------------------------------------------------------
追記
パルストランス+アイソレーターの2個目を作ってしまった。
今度は本命のapuにNAS直結での視聴だ。さて、最強のLAN設定でどうなるか?
これは・・・・
場の空気が一変してしまった。PCオーディオじゃなく、オーディオ専用機の音になったような錯覚すら覚える。専用機の音が劇的によいという意味合いじゃなく、機器全般が入れ替わったかのような音だ。高域だけが嫌味に伸びるとかそんな次元じゃない、全域から漂う音が違う。
自画自賛になってしまうが、これはすばらしい!
なぜ、こんなに変化したのか理由を考えてみると、apuとNASはお互い1000baseに対応している。
パルストランスは強制的に100baseにしてしまう。これが大きな要因じゃなかろうかと思う。
理屈で言うと速度が変われば通信時間は短くなる。結局のところケーブル上に流れているデータは同じはずだ。違うとすれば4本使うところが2本になる。それで、ノイズが違うのかもしれない。

パルストランスが1個300円、抵抗は1個1円、ケーブルは捨ててもよいようなケーブルもしくは100均ケーブルだ。LANに興味を持ったきっかけはみみず工房さんのBBSでapuの設定からだ。
たかが、LANごときで、ここまで遊べるとは。本当に驚きだ。しかも、切り売りのケーブルも未着だしパルストランスをapu側とルーター側2個という設定も楽しめそうだ。
まだまだ、遊べそうだ(笑)
----------------------------------------------------------------------------------


以前だが、DDCでパルストランスは試したことがある。
Mi-TakeさんのPCM2704のDDCだ。デジタル出力は4種類選ぶことが出来る。
・光出力
・パルストランス
・PCM2704直接出力
・TTL出力
この時、テストしてみて実は一番気に入らなかったのがパルストランスだった。
こちらはLANと違ってデジタルの音声信号だ。直接音に影響する。
パルストランスの音はベールがかかったように曇って感じた。

LANは単純にデータの通信だけだ。AからBまでエラー無く転送してくれればそれだけでよい。
ここで、音が変わってしまったら正直困るのだが、実際にはここのケーブルでも音が変わるし、パルストランスでも変わってしまう。

パルストランスを使うことでのノイズ削減。これが計算どおり出来た結果音質にこう影響したと考えたい。実際はどうなのかわからないが、視聴してokなのでよしとしたい。

2014年8月23日土曜日

LANケーブルの自作他

ネットで色々探しているとこんなものを見つけてしまった。
工具
テスターまで付いて送料込み1580円。楽天で見つけた。
YSVS お買い得 LANケーブル自作セット/LANプラグ+かしめ工具+テスター
ケーブルやプラグほぼ全部そろっている。思わず、衝動買いしてしまった(笑)

工具で2万くらいするのもあるし、それが普通だと思っていた。安くても数千円以上かと。
工具に2万出すくらいならサエクのLANケーブルを買ってきた方が・・・・
いや本当に。

そうなってくると、ほしいと思っていたものも全部買ってしまった。

プラグ
LANのプラグはカバーの有無でノイズが違うのじゃないかとおもっていた。
ヒットしたのは1件だけだ。1500円/10個、意外と高く感じてしまう。
スカイニー カテゴリー6対応 自作用 LANモジュラープラグ ≪ 単線専用 10個入り ≫ 3ピースタイプ ノイズシールド付 MP8C-S3P-10
 2014.8.29更新
LANケーブルが太すぎてモジュラープラグは使用出来ません。
使えるプラグを物色中
アルタネート方式というケーブルが横一列でなく斜めに入る分じゃないと絶対無理。
ケーブルを8本並べると端子の横幅を超えてしまう・・・・

Art Musicさんに使えるプラグを問い合わせしたところすぐに返信ありました。
Telegartner社 の MFP8ですとφ9mmまで
ご使用頂けます。とのこと。
2014.11発売予定・・・・

2014.8.31更新
サンワサプライのアルタネート方式のプラグを購入。(ADT-RJ45-10A)
最初2回作成したが失敗。気を取り直して、ケーブルの皮膜を長めの8mmほどにして一度、飛び出すようにしてカット。これで作るとうまくいった。このケーブルは外径9mm!ほとんど化け物だ。
テスト用20cmのハブ~ルーター間が成功したので順次製作してみようと思う。

ケーブル
ケーブルもまともそうなのでヒットしたのは1件だが、こちらは2種類選択できた。
 VIABLUE EP-7S SILVER CAT7 CABLE

LANケーブルは色々調べると単線の方が性能がよさそうだ。もちろん、オーディオグレードとして考えても単線がベストみたいだ。バッファロー DELAケーブルも単線になっている。サエクもそうだ。
今回注文したケーブルはOFC単線になっている。同じ価格でOFCより線に銀メッキがある。
さすがに、銀に惹かれて悩んだが今回は単線にした。1200円/mほどだ。

パルストランス
LAN上のノイズ対策はパルストランスしかないと思う。基盤とチップを使う方法もあるが一体式を選んだ。秋月に注文。300円/個

 抵抗
 秋月に注文したのでついでにLANアイソレーター自作用に抵抗も注文した。
カーボン抵抗で1/4Wにした。1/6Wより大きいが作業性がよさそうだったので。100円で100個入り。


トータルするとケーブル3m、パルストランス10個、プラグ20個とぼちぼちコストをかけてしまった。
でも、オーディオグレードのケーブルがかなり安く自作できる体制になるので、よしとしたい。
将来的にUSBケーブルの自作に使ったオヤイデのFTVS-305も使えるかもしれない。
LANケーブルに純銀線・・・・贅沢だ(笑)

工具が届くのがずいぶんかかりそうな気がする。届き次第レポートしたいと思う。

2014年8月22日金曜日

apuでマルチブートの設定

voyageMPDで普段rtカーネルを使っているが起動順が2番目で起動の度にシリアル接続を強いられていた。シリアルも再生時は外した方が音質的に有利なのはわかっているので面倒だった。
 しょうがないので、順番を入れ替えることにした。
今までの起動画面
Voyage Linux 0.9.2 (Build Date 20131219)
Debian GNU/Linux, kernel 3.12.24-rt38
Debian GNU/Linux, kernel 3.10.11-voyage
シングルユーザーモードというのは起動しないので消している。

 普段使う
Debian GNU/Linux, kernel 3.12.24-rt38
が2番目なのが問題だ!

メニューリストを編集する。

vi /boot/grub/menu.lst
これで起動したいDebian GNU/Linux, kernel 3.12.24-rt38の部分を丸ごと下に移動してやる。
 これだけで勝手にrtカーネルで起動できるようになる。


2014.8.24追記
下に移動する部分だが#initrd /initrd.imgの部分も一緒にコピーが必要だった。
少し離れているので気づかなかった。これが無いと起動できなかった。


#title Voyage Linux 0.9.2 (Build Date 20131219)
#root (hd0,0)
#kernel /vmlinuz root=LABEL=VOYAGE_FS  console=ttyS0,115200n8
#kernel /vmlinuz root=LABEL=VOYAGE_FS clocksource=hpet

#initrd /initrd.img




2014.8.24修正
以下のSSDからのlightMPDの起動は出来ないことがわかった。

 lightMPDだが、usbの内容をSSDにコピーしてやるとうまくいくらしい。
私はやってみたが、LANの設定がうまくいかなかった。原因はまだ、わからない。
みみず工房さんの掲示板からだが以下で出来たらしい。


ちなみにssd上のvoyageMPDシステムで立ち上げ、lightMPDをインストールしたUSBメモリをさして
umount /media/*
mount /dev/sdc1 /mnt
mkdir /lightmpd32
cp -av /mnt/* /lightmpd32/

vi /boot/grub/menu.lst

title lightMPD-32bit
root (hd0,0)
kernel /lightmpd32/boot/bzImage root=/dev/ram0 ro console=ttyS0,115200n8 ramdisk_size=65536 rootfstype=romfs clocksource=hpet isolcpus=1
initrd /lightmpd32/boot/initrd-lightmpd
以上4行を最後に追加。これで起動すると、lightMPD-32bitというメニューか追加され、選択すると、lightMPDを起動できました。

2014年8月21日木曜日

msataの導入

msataを導入した。
lightMPDでは認識もしないので、voyageMPDに限ってのことになる。
voyageMPDではUSBメモリもSDカードもmsata以外はUSBを使うことになる。
今までSDカードやUSBメモリを使ってきたが、音声のSPDIFがuUSBで出力せざるを得ない状況でOSが常時USBを使っているのは気分的によくない。
ある意味、使命感?みたいなものだ。

アマゾンで購入した。ヤフオクの方が安かったが、海外からなので、いつ届くかわからないのでやめた。

msataの導入の設定だが、
USBメモリからコピーを考えていた。ddコマンドを使えばなんとかなると。
USBにパーティションを切って試したがうまくいかなかった。
結局pxeブートを使って普通にインストールすることになってしまった
その後、rtカーネルを入れないとNASを認識しないから、大変な作業になってしまった。
作業中にUSBメモリをlightMPDに入れ替えようとしたらPCがフリーズして、面倒なことなるし。
10時間くらいかかってしまった。

ようやく、起動して、USBがあるとlightMPDが起動することを確認。
10時間以上かけてようやく出来たところで、lightMPDを聴いていた、自分はなんだろうと思わず、自問自答・・・・
64bitの方だが、さすが、lightMPD。高域の繊細さ、音の出方。今まで聞こえなかった音がする。

気を取り直してvoyageに変更。
こちらは、音がずいぶん、優しい。先ほどが凍った音なら、程よい湯加減だ。
音は中低域に振った感はあるが、聴きやすい。
voyageの苦労がそう思わせるのか、多少はmsataの効果はあるかと。音が安定しているような気がする。  多分、あまり変わらないのだろうけど・・・

私が今、色々と試したりして聴きたい音はlightMPDかもしれない。
車ではここまでの高音質で聴いたことは無い。私のオーディオ暦で一番高音質で聴くことが出来る。
音質に限ってだが、いい音とか本当に聴きたくなる音は別だが。
でも、現実lightMPDはきつすぎる。何か不必要なものが付加されたかのように、体が拒絶してしまう。
原因はまったくわからない。
情報量が多い少ないだけなら、ハイレゾで片がつくが、そういうわけじゃない。
スピーカーのセッティングも多少はいじれるだろうが、その問題とは別のようなきもする。

lightMPDは究極かもしれないけど、湯加減は大事なのだろう。今の私が聴けるのはvoyageMPDになる。断っておくが、voyageの音が悪くて我慢しているわけじゃない。
これはこれで十分高音質だ。聴いていて心地よい。
ただ、両方ともまだまだ改善の余地があるのだと思う。
だから、しばらくは両方とも動向をおさえていきたい。

2014年8月20日水曜日

ルーターのIPアドレス 覚書

先日の夕方に夕立があり、初めてのことだが瞬電をくらってしまった。
あぅ!・・・・いやはや、言葉も出ない。
故障やデータの消失みたいなことは何も発生しなかったが、GMPCからAPUへの接続だけが出来なくなった。原因を調べていくと、NECのルーターのアドレスが変わっていた。
win7のPC以外はIPアドレスを設定しているが、ルーターだけはわからなくて、そのままにしていた。

今回は、本体で無理なら上から振ってしまう作戦にした。
私の場合はNTTの光で、CTUがある。それの設定から割り振りすることにした。

設定のやり方になる。覚書として。
最初にルーターの設定画面から、情報を確認し、現在のIPアドレス、MACアドレスをコピーしておく。
次にCTUの設定画面を開き、下記のように詳細設定からDHCPサーバー設定機能に追加してやる。
LAN側固定IP払い出しという機能を使ってみた。



 一応、ルーターを再起動してIPアドレスが設定したアドレスになるか確認する。
なっていれば、OK。
問題なく今までのどおりのアドレスになった。

これで、次回不慮の事態になっても見えなくなることは無いはず。

ちなみに、APUへの接続は以前紹介しているがポートマッピングを使っている。
APUのアドレスを192.168.0.50とすると、ルーターは192.168.1.51とする。
 GMPCはルーターのアドレスを指定することで接続できる。
PCはWAN側、APUはLAN側に接続した場合だ。
ルーターのアドレスが変わってしまってはGMPCの接続先が迷子になってしまう。
その対策だ。

2014年8月19日火曜日

ビットパーフェクトとボリューム

PCオーディオの世界で使われるビットパーフェクトという言葉がある。
PCの世界の完全に処理前と後で一致するという意味とは別にできる限りデータの欠損が少ないようにいい音で音楽を楽しもうという、私はある意味おおらかな言葉と捉えている。

以前に車のオーディオではデジタルは駄目だと書いた。PCオーディオファンの雑誌などを読んでもPCのボリュームは100%で使いなさいとある。
何が問題になるのか?
車の場合はわかりやすかった。デジタルで処理すると、データを切り捨てるのだ。
四捨五入なんて生易しいことはしてくれない。
タイムアライメントやイコライザーを使うと1秒間に何千回、何万回と処理を繰り返してデータを切り捨てていく。
どうなるかというと、考えればすぐにわかるが、CDの音源がMDのようにデータの少ない状態で聴くことになる。ま、大音量で聴けば一緒だ!ほぼ違いはわからない・・・
音楽がズンドコさせるだけならOKだが、そうはいかない。高域の繊細な音がきれいさっぱりなくなってしまう。空気感も何もなくなってしまうのだ 。
デジタルでの処理は極力避けましょうということだ。

次にボリュームマネージメントの話だ。
車で調整するにはやり方がある。車の場合はパワーアンプがあり、それにゲインの調整が付いている。そのゲインとヘッドユニットとのボリュームの位置だ。
まず、アンプのゲインを絞りヘッドユニットを最大音量にする。それからアンプのゲインを自分が聞くことの出来る最大音量にする。
要はヘッドユニットはボリュームを最大に。アンプはゲインを最小にする。
ほとんど、全ての車がこれに当てはまる。

これはヘッドユニットの能力を最大に生かす作戦になる。逆にアンプはおいしいところも何もボリュームは絞ってしまう。アンプを切り捨ててそれで、まともな音になるのか?という疑問が出ると思う。実際にやってみるとよくわかる。これをやっている音は繊細な音や空気感がまるで違う。
ヘッドユニットの出力が低いので、ここを絞ってしまうと、前段の音源の情報量が落ちてしまうということだ。

ホームではアンプのボリュームは10時から14時くらいがおいしいなどという記事がある。
私のシステムでもアンプのボリュームを上げた方が低域が元気がよいと一瞬感じる。
ふと、車でのセッティングを思い出し同じようにアンプのゲインを下げてみた。
これが思った以上に効果があった。
高域の情報量が大きく増えた。その分低域の出方がずいぶん下から出るようになった。かなり、下に伸びる感じだ。

現状私のシステムではDACとプリメインアンプにボリュームがある。

DACを接続するとかなり、ノイズフロアが高い。アンプが9時少しあたりからノイズが入りだす。
逆にアンプをゼロにしてDACを最大にしてもノイズが入る。
使える範囲はかなり、狭い・・・・
最大で使えるのは写真の数値でいうと48くらいだ。これを大きく下げて72あたりにした。
ま、これ以上下げるのもアンプに多少無理があると思う。
結局、車のセッティングとほぼ同じだった。

2014年8月18日月曜日

LANの考察

LANで100BASEと1000BASEで音が違うという話を聞いたことがある。
それぞれの違いはこのあたりに詳細が。
LANケーブルは中身が8本だが、アースがそれぞれあるので、4本として考えると、
 100BASEは1本を送信、1本を受信に使っている
 1000BASEは4本を双受信している。
周波数は一緒だ。(1000BASE-TX)は除く

単純に1000BASEは全ての線を漏れなく使っている。
あくまで、想像だがその分漏れるノイズが増えるのじゃないかと思う。
DAC編でも書いたが、PCオーディオは高周波ノイズとの戦いだと思う。
現状192kHz24bitの再生でも100BASEあれば十分事足りる。唯一足りないとすれば、USB1.0規格くらいだろう。
私のNASは古いがなぜか、1000BASE対応だ。APUも1000BASEだ。
なんとか100BASEにならないかとAPUの設定でe100とか書いてみたけど、駄目だった。
ま、物理的に1000BASEで入力されると1000になるみたいだ。

パルストランスについて
先日紹介したHIT-100は100BASEだ。LANの配線を見ていて気づいたが要は4本のうち2本だけ結線しているのだと思う。
ケーブルを切断すれば、100になるとは思うが・・・これは、ちょっと抵抗がある(笑)

今、パルストランスを検討している。
LANケーブルの途中にトランスを入れて入出力を非接触にするためのものだ。
本来は雷対策用だが、オーディオに使うのはこのパルストランスを入れることでノイズ軽減を目指すことが目的になる。
秋月やマルツパーツで取り扱いがある。秋月には200円と300円があるが、とあるhpでは200円は2度と買わないとあった(笑)買うなら300円の方だろう。
 それから、基盤はこのパルストランス内臓モデュールには使えないらしい。
探したら800円ほどの基盤があるようだったが・・・いや、高いだろぉ!

このパルストランスは100BASEになっている。配線は100なら1,2,3,6を使う。残りを配線してしまうとパルストランスを使わない直結になってしまうのじゃないかと思った。半分パルストランスで半分直結の1000BASEになってしまうと思う。違っていたらごめんなさい。
ただ、2個使っても一体式なので、配線の入れ替えでもしてLANケーブルを作らない限り1000BASEでの運用は出来ないと思う。(必要ないけど)
運用としては、強制的に100BASEになるのは面白そうだ。また、2個使って強化する方法も面白そうだ。ケーブルは半田直付けしかなさそうなのは残念。

 開きポートの終端処理
ここが本家ですね。
先日紹介したLANケーブルを切ってハブに刺す方法。
単に切って刺すのはオープン式。
終端を短絡させる方法もある。こちらはショート方式。
更に進めてXターミネーターというのがある。
こちらは47Ωの抵抗を取り付けるらしい。調べたら抵抗は1袋100個入りで100円だった。

ちなみにAPUの3個目のポートは設定で起動しない限り動作はしていない。
無いよりはいいだろうけど、効果はほとんど無いと思う。
ま、元々空きポートが動作していないのが一番だし、設定できるAPUはすばらしい・・・

そろそろオーディオの肝になるスピーカーの話でも思っていたが、すっかりLANにはまっている

LANケーブル

LANケーブルが届いた。三和サプライの直販だと思う。在庫一掃なのかな?アウトレットといいつつ別に箱にも袋にも不具合そうなものは感じない・・・
もちろん、中身に箱や袋は影響ないし。
20cmのケーブルは違うタイプしか選べなかった。

 こちらの方が金メッキ部分が多いので、より、ノイズに強そうな気がする。

いつまでやっているかは知らないが、アマゾンでアウトレット品はものによって半額になっているしお得だと思う。

 肝心の音だが。voyageMPDでNAS直結で視聴した。
これが、想像以上に変わった。
静粛性が全然違う。静かな中に音楽がゆったりと流れてくる。
音が自然に出てくる。BGM程度の小音量は特に違うように感じる。
今回はオーディオグレードは注文していない、本/千円程度のケーブルだ。
全てのケーブルをcat7に変更した。1本だけは5mでそれ以外は0.2m x2、0.5m x1、1m x2、5m x1で注文した。送料無料で全部で6千円ほどだった。先日100均で購入したケーブルは切ってハブなどの空きポートにさすようにした。

投資効果でいうと、ありだと思う。PCオーディオは高周波ノイズとの戦いだとつくづく思う。
cat7はシールドが強化されている。その分、ノイズを撒き散らさないのだと思う。
もちろん、NASからapuへのケーブルの交換も大きいだろうがapuは本当にLANにシビアに反応すると思う。apuならLANはcat7が必須だと思う。

LANの方は、アイソレーションやパルストランスという次の段階もあるみたいだ。
ま、切ったケーブルを使っているのはお手軽アイソレーションだが。
パルストランスはHIT-100が1万円ほどするが、部品でパルストランスを作れば1個300円で、後は基盤などだ。1個で済むのならHIT-100で構わないが・・・・
LANに下手に突っ込むと鬼門だ。下手をすると器用貧乏になってしまう(笑)
器用貧乏の使い方が少し違うような気がするが、ま、意味合いはわかってもらえるのではないかと思う。

ただ、少しずつパルストランスを作るとか、それをcat7でやるとか、地道にグレードアップして遊べそうな気がする。下手に商品を買ってくると10万20万あっという間だと思う。そんな金があればRCAケーブルに10万出した方が何倍も建設的だと個人的には思う。

 結論
APU1Cを使うならLANケーブルはカテゴリ7(cat7)を使った方がよい。
それだけの、投資効果は十分にあった。(私の環境では)

voyageMPDの整理

lightMPDは256MのSDカードかUSBメモリをイメージファイルにしていると思う。
USBへの書き込みが異常に速い。
カードリーダーが壊れたらしくUSBメモリ1個でがんばるにはvoyageMPDの書き込みの遅さは致命的だった。へたをすると書き込みに3時間近くかかる。8Gのメモリで。

Oracle VM VirtualBoxを使ってHDDにインストールして、少ない容量ならコピーが速くなると思ったのだが・・・・apuでインストールするとOracle VM VirtualBoxでは起動しなかった。そりゃ、PC用じゃないからしょうがない・・・・
結局はgzファイルとか必要なさそうなファイルを探して削除。3G近くあったのが1.8Gほどになった。
結局これでパーティションを小さくするしか手段がなかった。小さい容量のHDDにしてddコマンドで作ればと思ったがそれはほとんど意味がなかった。

ただ、ddコマンドを使ってUSBに書き込むとき容量を指定するとかなり速くなることがわかった。
dd if=./usb of=/dev/sdb1 bs=24000M
本当は2GのSDカードを使うのが一番手っ取り早いと思う。ノーマルのvoyageならもっと小さくても大丈夫だと思うが。

voyageMPDの場合USBメモリは当然だが内蔵のSDカードもUSBを使っているらしい。
オーディオ出力はUSBなのにOSがUSBに入っていて、常時アクセスするのは気分的にもよろしくない。結局msataを買うことにした。voyageMPDの人はmsataの方がよいと思う。まだ、使っていないから予想だが。
ちなみにmsataなら、USBを刺したときだけlightMPDが起動するはずだ。切り替えの煩わしさもずいぶん軽減されると思う。

以下は整理ついでに起動メニューも使える分だけにした。
voyageMPDの起動画面は以前書いたMPDのチューニングでrtカーネルが入っている。起動画面に5つから選択できるようになっている。
一番上以外は起動しないと思っていたら、3.12.24-rt38が起動できた。シングルユーザーは2つある両方起動しない。下側にあった、3.10.12だったかはNASを読めなかった。
結局3.12.24-rt38しか使えないことがわかったのでmenu.lstを編集した。
vi /boot/grub/menu.lst
以下のようにコメントアウトした。

## ## End Default Options ##

title           Debian GNU/Linux, kernel 3.12.24-rt38
root            (hd0,0)
kernel          /boot/vmlinuz-3.12.24-rt38 root=UUID=581411f0-db6f-4e10-9945-0e9
initrd          /boot/initrd.img-3.12.24-rt38

#title          Debian GNU/Linux, kernel 3.12.24-rt38 (single-user mode)
#root           (hd0,0)
#kernel         /boot/vmlinuz-3.12.24-rt38 root=UUID=581411f0-db6f-4e10-9945-0e9
#initrd         /boot/initrd.img-3.12.24-rt38

#title          Debian GNU/Linux, kernel 3.10.11-voyage
#root           (hd0,0)
#kernel         /boot/vmlinuz-3.10.11-voyage root=UUID=581411f0-db6f-4e10-9945-0
#initrd         /boot/initrd.img-3.10.11-voyage

#title          Debian GNU/Linux, kernel 3.10.11-voyage (single-user mode)
#root           (hd0,0)
#kernel         /boot/vmlinuz-3.10.11-voyage root=UUID=581411f0-db6f-4e10-9945-0
#initrd         /boot/initrd.img-3.10.11-voyage

### END DEBIAN AUTOMAGIC KERNELS LIST

編集後の起動画面が以下になる。

0.9.2と3.12.24-rt38の2種類になった。
ちなみにrt38の方が高域の伸びがよい。音の違いも多少は楽しめる。

2014年8月17日日曜日

webradioをvoyageMPDで聴く

調べてみるとvoyageMPDでwebradio、インターネットラジオが聴けるらしい。
win7ではblueBeatというところで、聴いていたが、どうやらここを再生するのは難しそうだ。
似たようなところで聴けるようにしてみようと思った。

このサイトを参考にさせていただいた。ありがとうございます!

やり方としては、プレイリストを作成してそこにwebradioのアドレスを記載する。GMPCではプレイリストエディターで選んで再生するというい手順だ。

lightMPDでも同様の手順でできると思う。ファイルはconfファイルの中に書いてあったはず。

voyageMPDでの方法になるが
まずは、新規でプレイリストを作成する。
vi /var/lib/mpd/playlists/Radio.m3u

ついでなので、私のリストを書いておく。
とりあえず、コピーしてもどれかは再生できるだろうと思う(笑)

http://178.32.22.87:8012/ /Nonstop
http://192.81.248.91:8131/ /KISS FM
http://188.134.9.134:5000/ /448kbbs Nice Radio 90's!
http://37.48.81.130:9530/ /192kbbs  Ki$$ (^o^) [ Eutopia Hot Hitz ]
http://81.93.193.35:8945/ /Fehrvr Rdi - FM 94,5
http://5.39.82.219:5210/ /Planet RocK fm

これがリストになる。最初に局のアドレス、ポート番号になる。
最後に”/”が必要だ。次の”/”からコメントになる。

次は 局のアドレスの調べ方だが、下記のHPを使う。
http://www.shoutcast.com/
左側にジャンルが出ている。上にビットレートがあるので、ソートした方がよいと思う。
中には448kbbsのサイトもあった(音が途切れて使えなかったが)
320kのところも結構ある。APUを使うのだから、少しでも音質のよいところを選びたい。

 赤で丸をしたところを右クリックして新しいタブで開くを選ぶ。
すると画面が出るので、メモ帳を選んで開いてやる。
メモ帳が開いてきて下記のような内容になっている。
[playlist]
numberofentries=1
File1=http://94.23.252.14:8221/stream
Title1=(#1 - 1/9999) rockbandom Stream
Length1=-1
Version=2

このアドレスとポート番号を先のRadio.m3uに書き込めば使えるようになる。
コメントはそのまま利用すればよいと思う。私は320kを基本に違うビットレートは最初に記載するようにした。

次はGMPCだが左側のPlaylist Editorを選ぶと先ほど作成したRadioが見えるようになる。
書き換えたときはクリアしてやるとすぐに反映できる。

局によってはエコーが激しくて聞くに堪えない局もある。
また、再生している曲の情報を表示するところもあれば、表示できない局もあった。

ハイレゾについて

ハイレゾについて否定的な意見を見かけたので、私なりの思いを。

オーディオは経験とセンスだと思う。その人なりの音が出る。ほぼ同じシステムを使ってもまったく違う音になる。
私は長いことカーオーディオをやっていた。今私の部屋で出る音と比較して音質は車ががんばって出るような話じゃない。apu1c+PCM1792Wの音は車用ハイエンドのF#1やDENONで出る音じゃない。でも、車に乗り込むと実に楽しい音がする。そして、車だと、ステージングの広さや空気感をすごく簡単に表現してくる。それから、車だと人とのふれあいがある。色々な人の音が聴けるし、聴いてもらうこともできる。
以前に話をしたが、オペアンプの交換や車への取り付けで本職の友人がいる。
私の車にはアルパインF#1がのっているが、dvd-audioが再生できる。
彼がいつも言っていたことだが、「dvd-audioは反則だ!音が違いすぎる。
車で再生すると、cdとdvd-audioの違いは明白だ。比較にもならない。192kHzは情報量千倍だけのことはあると実感できる。
それではcdは駄目なのか?それ以前に音源のほとんど全部はcdしかない。
また、良質なcdの音は数少ないdvd-audio以上に音楽を楽しめるし、音もすばらしい。駄目とは言い切れない。が、お気に入りのアルバムでdvd-audioっがあるなら迷わず買うと思う。

音源はレコードから、cdに変わり、DATが一時期あったが、dvd-audioが出て、その後sacdが出た。
CDにはHD-CDも一時期あったうようだが。結局今は普通のcdしか残っていない。今はネット配信の時代かもしれないが、少し前に宇多田ヒカルのハイレゾが発売になると記事を読んだことがある。1999年発売のアルバムだ。日本でのファーストアルバムだと思う。彼女の一番熱いアルバムだと思う。いや、まじめに何年前のアルバムだ?と。
ハイレゾってポップやロックを聞く人間にとって大昔のクラシック(古いという意味で)しか無い。
ぶっちゃけ、今更出してコピーされようが痛くもかゆくも無いようなアルバムばかりだ・・・

私も何枚かdvd-audioを持っているが、ほとんどは同じアルバムでCDがある。
専用にレコーディングはしていないと思う。単にスタジオの高音質の音源をdvd-audioとして発売していると思う。(違っていたらごめんなさい)
最近はdsdでの録音が多いのではないかもしれないが、発売はcdだ。ネット配信するにしてもCDの音質での話だ。

今の評論家などが何を言っているのかは知らない。ハイレゾ専用機?そんなものはPCオーディオには全く意味不明と思う。
ただ、完全に終了しているハイレゾが発売されるかもしれないというのは大歓迎だ。
CDが入れ替わるか、配信がほとんど全部になって音質アップにならない限りハイレゾの時代なんて何年たっても来ないと思う。

そういえば、MD全盛の時代があった。あれは、本当に暗黒の時代だと思った。世も末だと。
今はまだ、その延長線上にいると思う。
CDほどの音質よりは音質を落として安く売った方が儲かる。これが本音じゃないかと。
その中で評論家がハイレゾを推し進めるのは、感情的には微妙だががんばって欲しい。
音質に興味の無いユーザー層が少しでもハイレゾに向いてくれれば、評論家が口八丁だろうと騙そうと全然構わないと思う。

カーオーディオの業界なんてもっと酷い。一番大御所の評論家の先生がとあるメーカーからお金をもらっていたのだと思う。ビーウィ○というメーカーがあるが、そのヘッドユニットはメモリから再生する。確かにPCオーディオではCDを再生するよりhddから再生の方がよいが、車では事情が違う。
そのヘッドユニットは全く持ってハイエンドとは程遠い性能しかないがそのヘッドユニットじゃないと
カーオーディオじゃないと言わんばかりの記事ばかりだった。
デジタル処理はホームオーディオでもやっていない!車がオーディオでは最先端だ!デジタルじゃないとオーディオじゃないという記事ばかりだった。
アルパインF#1でいうと、DACは7万円ほどだが、デジルタルプロセッサーは28万円だった。デジタル全盛でデジタルじゃないとオーディオじゃない時代だったが、デジタルは繊細な音が全部消えてしまう。本当に酷かった。キーンという音がキンで一瞬にして消えてしまうのだ。
ただ、高い機械じゃないとショップが食えない。そのためだけの評論家だ。
雑誌でメーカーからお金をもらって評論する自動車の評論家と一緒だ。
おかげで、DENONやナカミチが消えていった。まともなデッキが次々と・・・

くれぐれも、自分の耳を信じ、ネットで記事を見かけても、自分と同じ感覚を持っているのか、全然違う方向の人なのか判断して欲しい。

車での経験だが、デジタルでの5.1chでの定位感は圧倒的だ。良質なセンタースピーカーでもあれば、ボーカルはセンターから本当に安定して再生される。
センタースピーカー無しでもカーオーディオの雑誌に付録で付いていたCDにステージで4隅を歩きながらチェックする音源がある。デジタルならいとも簡単に前後左右を再現できる。
アナログでは無理だろうと思った・・・
セッティングもノウハウがかなり必要だが慣れれば本当に簡単にできる。アナログシステムはマニアだけのシステムになっている。
 これがPCオーディオに必要か?と問われると、私は必要ないと断言できる。
将来は変わるかもしれないが・・・・

車では音質の悪いCDはすぐにわかる。mp3なんて、聴けたものじゃない。
PCオーディオはおおらかだと思う。mp3でも普通に再生して音の悪さを全く感じさせない。
インターネットラジオの320kbbsなんて、目くじらを立てなければ全然許容範囲内だ。
そのかわり、dvd-audioを再生しても、全然恩恵を感じない。
多少は音が良いが、車みたいに圧倒的じゃない。多少程度だ。
でも、これは私のPCオーディオの環境が車程度のレベルに達していないのだと思っている。
まだまだ、色々やることがあると思う。

車の方だが、以前乗っていた車は古いBMWのM3だ。これにボックスを作って足元に置いていた。
左ハンドルで2ペダルなので、こんな無茶ができた。そのボックスも鉛を流し込んで30kg近くあったと思う。バッテリが24kgで持ち運びしても重たいがそれより遥かに大変だったから・・・
そのボックスそのままで部屋で鳴らしている。
いや、わかっているけど、その労力以上にがんばって箱で作れると思わないので。

で、今はカプチーノに乗っている。旧規格の軽四で2シーターだ。多分軽トラよりもキャビンの体積は少ないと思う。
これがまた、F#1を積んでいるが、dvd-audioを再生しても全くCDと違いがわからない。何をやろうがある程度のレベル以上にならない。
車の場合、音質はキャビンの体積に正比例すると思う。
何が言いたいのかと言うと、今の部屋がカプチーノだと言いたい。
dvd-audioの圧倒的な差すら表現できないのだ。
PCオーディオならしょうがないとは思いたくない。まだまだ、改善の余地はあると思う。

最後の画像はGMPCでハイレゾを再生している画面だ。
イーグルスの名盤だ。192kHzの音源って本当に少ない。私が持っているのはビートルズ、BEGIN、綾戸智恵くらいだ。今はハイレゾの恩恵は少ないが圧倒的に違う再生を目指したいし、ハイレゾの音源が手軽に手に入る時代になって欲しいと思う。

2014年8月16日土曜日

I2S接続の真髄

CM6631AのDDCからDACへの配線を5N純銀線(FTVS-305)に変更した。
以前USBケーブルの自作に使ったケーブルだ。
今までは標準で付属のケーブルに100均の同軸を被せた自作シールドだった。

これがまた、激変だった。USBケーブルを交換したときとほぼ同じ傾向の音に大きく変化した。
USBケーブルと同じかそれ以上に変化したと思う。
とにかく、聴きやすい。今までの高域がキンキンした感じが全くしない。
若干高域の情報量が減った感はあるけど、今まで聴こえなかった音が出てくる。

今回は情報量が増えた感が少ないのでしばらく様子を見る必要はあると思う。
間違いなく、高性能、確実に音がよくなるはずのケーブルだが。
万一失敗に終わる可能性もあるから。

 もう、ここまでくると、Mi-TakeさんのDACとは別物だ。

しばらくCM6631Aが壊れた間PCM2704の基盤を使っていた。
DAI基盤と制御基盤もあった。I2Sで接続するだけで大きく変わって、この2つの基盤を外すことで更に大きく変わる。ここへきて、ケーブル。今のところ大成功だと思う。

ちなみに、基盤だが、図にすると以下のような感じになる
 残りは赤外線(リモコン)基盤の制御信号線だ。
これは直接データが流れていないので、後回しにしてしまっている。
ケーブルと端子がなくなってしまった(笑)そのうち・・・・




LAN終端処理


オカルトみたいな話だが
LANの空いている端子に切ったケーブルを刺すだけでも効果があるとか、無いとか。
100均で買えるし、試してみた。
ルーターとapuの空いた1ヶ所。

なんだか、静粛性が増したような気がする。

これに気をよくしたので、購入を悩んでいたcat7のケーブルを注文することにした。
オーディオ用の高いのでなく普通にcat7のケーブルだ。
初めてのLANケーブルへの挑戦なので、安いものからだろうと思う。
細いより、太い方がよさそうな気がするので、太さは通常品で見た目ビニールより布のほうが高そうなので(笑)
KB-T7ME-05BKR
このあたりの品番のを注文してしまった。アウトレットで安くなっている分を撰んだ。
5mは少し高いが1m未満なら千円もしない。

オーディオ用はバッファロー DELAを考えている。
いや、まじめにLANごときに1万円のケーブルとかないだろう・・・・

投資効果の話でこれより、電源とか他にやることもあるだろうし。
最低限、cat7くらいは必要かなと。
狙いは、シールドが強化されているのでノイズの漏れが少ないだろうということ。
端子部分も金属があればノイズの防止に一役買うかと。

結論は届いてのお楽しみだ。

2014年8月15日金曜日

夏仕様

apuの夏仕様。

不要なCPUクーラーの足を切って上下からサンドイッチ。
涼しくなったらゴムの足じゃなく何か考えないと・・・

夏に一度も熱でダウンしたことはないので、熱にはかなり強いと思う。
ただ、CPUをケースで放熱しているので耐久性では有利になると思う。
 最終的に足を付けて上に1個だけ乗せる形になると思う。

今回は音に関係ない話だったが、まだまだ、音質アップのネタは尽きない。
5つの魔法の件は全部アップしたが、色々他にもあるので、おいおいとアップしたい。

apuとNASを直結する

前回ルーターでWANとLAN側に分離して不要なトラフィックを減らす方法を説明した。
今回は更に進めて、apuとNASの直結だ。これはvoyageMPDの方だけ可能だ。
lightMPDは現時点で対応していない。(作者に確認済み)

今度はトラフィックでなく、ノイズ源の可能性があるルーターからNASを分離しようということだ。

apuにはLANポートが3つある。それの使っていないポートを1つ開放する作戦だ。
ブリッジとハブと2種類ある。
ブリッジはそのまま同じネットワークグループで動作する。
ハブは別のグループでの動作ということになる。
 私は別のグループでの動作の方を選択した。こちらの方がNASだけ完全に分離できるからだ。

設定方法
NASのアドレスを変更する。
192.168.0.57から192.168.2.57にする。(要は192.168.2.xのグループにする)

次はapuの設定
interfacesに追記してやる
まずはファイルを開く
vi /etc/network/interfaces

以下を追記する。
auto eth1
iface eth1 inet static
address 192.168.2.59
netmask 255.255.255.0
# network 192.168.0.0
broadcast   192.168.0.255


忘れてはいけないのは、fstabの変更
vi /etc/fstab
//192.168.2.57/nas_music /nas cifs username=admin----
上記の最初のアドレスを今回使うNASのアドレスに変更しておく。

以上で再起動して直結すれば完成だ。

図にすると以下のようになる。

ここまでやると、LANだけでこんなに音が変わるのか!というくらい変化がある。
LANケーブルも100均で買ってきて音が変わることを確認した。
ケーブルもノイズ放出の可能性が高いので全てCAT7にするか思案している。
直結の方式なら1本だけ少し高いオーディオグレードを買う予定だった。

ここへきて、lightMPDでは直結ができない。かわりに日本光電のHTI-100を紹介してただいた。

lightMPDは音が尖がりすぎて、疲れる、ここへきて、直結のvoyageが気に入っている。
そうなると配線が変わってくる。
どうしたものか、思案中。すぐに答えは出ないかもしれない。

LANの接続で音が変わる

LANについてだが、大きく2つの問題を抱えていると思う。
 ・ノイズ
 ・不要なトラフィック

一番肝心なことだが、LANで音が変わるかを最初に確認した方がよい。
単純なことだが、winのpcのLANを外してみればいい。
選曲はその間できないが音はかなり変わると思う。もし、変化していい方向なら下記を試す価値はあると思う。

以前書いた5つの魔法最後の1つだ。大きく音は変化すると思う。


手持ちの機材を工夫して最善の接続を考えてみた。以下を参考にさせていただいた。
私も掲示板には少し参加させていただた。

音のよいネットワーク構成
デジファイの音さん
みみず工房掲示板

これはvoyageMPDとlightMPD両方に使えるが、voyageの方は更にNAS直結という方法も可能になる。私の手持ちで最善の接続だ。

以前の私の接続はおおまかにいうと、全部1本にぶら下がっていた。

 そこへデジファイの音さんがブロードバンドルーターを使ってWANとLANに分けて不要なトラフィックを減らす方法がアップされている。図にすると以下になる。

この場合ブロードバンドルーターの設定が必要になる。
デジファイの音さんではIP FORWARDと説明があるがルーターの設定で私のatermはポートマッピングという設定だった。
 詳細設定からポートマッピングの追加をしてやる。
設定するIPアドレスはapuのアドレスになる。
ポートは6600がGMPCなどのクライアントソフト用のポート。
22はsshで接続する場合に使用する。
2014.8.24追記
9000が画像用
23がtelnet
80がweb server
上記を追加した。

この設定でwinをWAN側に追い出すことができる。
winからGMPCでapuに接続するときのIPアドレスはatermのアドレスになる。
上の画面でいうと情報をクリックするとWAN側のアドレスが表示される
192.168.1.56がそれだ。
192.168.0.1はgatwayのアドレスになる間違えないようにしないといけない。


これでWANとLANに分けて接続が可能になる。

無線機能は音に悪影響があると考えたのでオフにしている。スマホは必要なときにオンにすればいい。winからNASへの接続だが、DHCPをオンにしておいてルーターに接続しないと見えない。
面倒だが、音質最優先の設定なので多少の不便は我慢するしかない。

次はNASの直結に進みたい。